メッセージ 3 | ||||
ローマ第8章におけるわたしたちの協力と神の活動 | ||||
聖書:ローマ第8章 | ||||
一. | 三一の神は,受肉,人の生活,十字架,復活の手順を経て,わたしたちの霊の中に設置され,「科学的」な法則,命の霊の法則となりました――ローマ8:2-3, 10-11, 34: | |||
A. | 三一の神は,法則,自動的な原理として,わたしたちの内側で活動しています。これは,神のエコノミーの中の最大の発見の一つ,さらには最大の回復の一つです。 | |||
B. | 命の霊(複合の霊)の法則は,わたしたちを罪と死の法則から解放し,わたしたちのために罪と死の問題を解決します――2節.ピリピ1:19。 | |||
C. | わたしたちの霊の中に設置された,命を与える霊である手順を経た三一の神は,電気にたとえることができます。内側の神聖な電気の法則としての神の活動は,わたしたちの協力を必要とします――2:12-13。 | |||
二. | わたしたちは,命の霊の法則として内側で活動する三一の神と協力する必要があります。それは,以下の方法でこの法則に「スイッチを入れる」ことによってです: | |||
A. | わたしたちは霊にしたがって歩き,霊の中で生きる必要があります――ローマ8:4, 16.参照, Iコリント2:14: | |||
1. | キリストを経験する秘訣は,わたしたちを力づけていっさいの事柄を行なわせる方の中にいることであり,彼の中にいる秘訣は,わたしたちの霊の中にいることです――ピリピ4:12-13, 23。 | |||
2. | キリストの中に生きる実行は,わたしたちの霊の中で生きることです。ローマ人への手紙で,使徒パウロが強調しているのは,わたしたちが何であっても(2:29.8:5-6, 9),何を持っていても(8:10, 16),神に対して何を行なっても(1:9.7:6.8:4, 13.12:11),わたしたちの霊の中にいなければならないということです: | |||
a. | わたしたちは霊の中で生きるために,時間をかけて主を見つめ,祈ってイエスと交わり,彼の御顔の中に浸り,彼の美しさで浸透され,彼のすばらしさを輝かし出す必要があります――IIコリント3:16, 18.参照, マルコ1:35.マタイ14:23。 | |||
b. | わたしたちは霊の中で生きるために,絶えず祈る必要があります――Iテサロニケ5:17.参照, ヨハネ20:22.哀3:55-56.ローマ10:12-13。 | |||
c. | わたしたちは霊の中で生きるために,神聖な命の交わりの中にとどまり,神聖な光の中を歩く必要があります――Iヨハネ1:2-3, 6-7。 | |||
B. | わたしたちはその霊の事柄を思い,思いを霊に付ける必要があります――ローマ8:5-6: | |||
1. | わたしたちは霊に注意し,霊の感覚に注意を払う必要があります。それは,聖霊を悲しませず,その霊を消さないためです――マラキ2:15-16.エペソ4:30.Iテサロニケ5:19。 | |||
2. | 神の言葉は霊であり,命です。わたしたちは思いを神の言葉に付けることによって,思いを霊に付けることができます――ヨハネ6:63.イザヤ55:8-11。 | |||
3. | 思いを霊に付けること,その霊の事柄を思うことは,主と一になって,キリスト・イエスの心の中で,召会とすべての聖徒を顧みることです――ピリピ2:21.1:8。 | |||
C. | わたしたちは,その霊によって体の行ないを死に渡す必要があります――ローマ8:13.ゼカリヤ4:6.ガラテヤ5:16: | |||
1. | わたしたちはその霊に,わたしたちの内側の部分に居住し定住していただかなければなりません――ローマ8:9, 11。 | |||
2. | わたしたちは召会生活にとどまる必要があります。そこでは平安の神が,サタンをわたしたちの足の下に踏み砕きます――16:20.12:1-2, 11。 | |||
D. | わたしたちは神の子たちとして,その霊に導かれる必要があります――8:14: | |||
1. | その霊に導かれるとは,内側の油塗り,すなわち,内住する,複合の霊の動きと働きに注意を払うことです――Iヨハネ2:20, 27。 | |||
2. | その霊に導かれるとは,わたしたちの霊の中の安息を顧みて,キリストの凱旋行進の中の捕虜として導かれることです――IIコリント2:12-14.7:5-6。 | |||
E. | わたしたちは子たる身分の霊の中で御父に叫ぶ必要があります――ローマ8:15.ガラテヤ4:6: | |||
1. | わたしたちが「アバ,父よ!」と叫ぶ時(ローマ8:15),「その霊ご自身,わたしたちの霊と共に,わたしたちが神の子供たちであることを,証ししてくださいます」(16節)。 | |||
2. | 「アバ,父よ!」と叫ぶことは,わたしたちと神との親密な関係の甘さを表現します――参照, マタイ18:3。 | |||
F. | わたしたちはとりなす霊の中で,完全な子たる身分,すなわち,わたしたちの体の贖いのために,うめく必要があります――ローマ8:23, 26-27: | |||
1. | わたしたちがうめく中で,その霊もうめき,わたしたちのためにとりなします。 | |||
2. | とりなす霊は,わたしたちが神の長子であるキリストのかたちに同形化されるようにと,わたしたちのために祈っています――28-29節。 | |||
G. | わたしたちは神を愛し,キリストの愛に押し迫られ,拘束され,動機づけられ,強いられ,かき立てられ,推進されて,すべての事柄において,勝ち得て余りがある必要があります――31-39節: | |||
1. | 神を愛することによって,わたしたちは神の中にあるすべての豊富にあずかります――Iコリント2:9-10.参照, IIテモテ3:2-4。 | |||
2. | わたしたちはキリストの愛に押し迫られて,わたしたちの愛であるキリストをもって,神と聖徒たちを愛する必要があります――IIコリント5:14。 | |||
三. | 手順を経て究極的に完成された三一の神は,命の霊の法則の自然で自動的な力として,わたしたちの内側で以下の事を成し遂げます: | |||
A. | この力はわたしたちの心を神に傾けさせます――箴21:1.詩119:36。 | |||
B. | この力はわたしたちを神に服従させます――ピリピ2:13。 | |||
C. | この力はわたしたちに,神がわたしたちのために定めた良い働きを行なわせ,召会生活をさせ,イエスの証しを担わせます――エペソ2:10。 | |||
D. | この力はわたしたちに,心を尽くし力を尽くして主のために労苦させます――Iコリント15:10.コロサイ1:28-29。 | |||
E. | この力はわたしたちの奉仕を生きた新鮮なものにします――ローマ6:4.7:6.IIコリント3:6。 | |||
四. | わたしたちが神聖な命の自動的な法則である内住の霊を享受することは,キリストのからだの中にあり,キリストのからだのためです。この享受には目標があり,それはわたしたちを神格においてではなく命,性質,表現において,神と同じにすることです――ローマ8:2, 28-29.12:1-2.ピリピ1:19-20。 |